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【全11種類】古金銀『一分金』の価値は?買取価格&平均相場《まとめ》

江戸時代に流通した古金銀の一種である一分金ですが、現代の私たちには馴染みないものですから、どのくらいの価値になるのかよく分かりませんよね。簡単に言うと一分金というのは、小判を4分の1のサイズにしたものです。

一分金は古銭市場の中でも希少価値が高く、プレミアがつきやすい古銭です。いくつか種類が存在しますが、その種類によっても買取価格は変わってきますので、まずは特徴を把握し平均相場を学んでいきましょう。

20241027

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【全11種類】古銭『一分金』の買取価格・価値・平均相場一覧

一分金として知られているものは全部で11種類ほどですが、鋳造期間やデザインなどがそれぞれ異なります。細かな違いが買取価格にも大きく反映されますので、まずは全11種類の特徴を丸ごとご紹介します。

【全11種類】古銭『一分金』の買取価格・価値・平均相場一覧

①【慶長一分判金】鑑定価値と買取相場価格

慶長一分判金
As6673, Public domain, via Wikimedia Commons
時代 1601年~1695年
価値 A
相場 約30,000~1,000,000円
素材
画像出典 wiki「一分金」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

慶長一分判金は一番最初に鋳造された一分金で、慶長6年から元禄8年と長い期間鋳造されました。鋳造された場所である金座は以下の3か所で、どの金座で鋳造された慶長一分判金なのかによって、買取相場は変わってきます。

  • 江戸座
  • 京座
  • 駿河座

また金座の違いによる金額の差もさることながら、珍しい打ち方をしているものは価値が高いです。一般的な買取相場としては通常のものですと数万円から20万円程度、両本といった珍しいものでは100万円になることもあります。

②【元禄一分判金】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1695年~1710年
価値 A
相場 約50,000~400,000円
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

慶長一分判金に次いで鋳造されたのが元禄一分判金で、元禄8年から宝永7年までと期間が短いです。そのため金の含有量は少ないものの、古銭市場では比較的需要が高く、状態が良ければそこそこの買取価格が期待できます。

また元禄一分判金に打たれている文字は長元と短元があり、どちらのものかによって価格は変わってきます。長元であれば2万円から20万円程度の買取価格なのに対し、短元であれば5万円から30万円の価値が付くこともあります。

③【宝永一分判金】鑑定価値と買取相場価格

時代 1710年~1714年
価値 A
相場 約30,000~150,000円
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

宝永7年から正徳4年にかけて鋳造された宝永一分判金は、一つ前の元禄一分判金と比較すると金の含有率はアップしています。しかし重量が少ないことから含有量は下がっており、そこまでプレミアが付きにくいです。

しかし鋳造期間がわずか4年と短かったこともあり、逆打の珍しいタイプであれば数十万円ほどの買取価格になるでしょう。一般的なものでは下品では1万円から3万円程度、上品では10万円程度になる可能性が高いです。

④【正徳一分判金】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1714年5月~1714年8月
価値 A
相場 約200,000~800,000円
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

正徳一分判金はわずか4か月間しか鋳造されなかったため、現存数も非常に少ないです。そのため一分金の中でも価格が付きやすい種類としても知られており、買取価格の目安としては以下になります。

正徳一分判金の特徴として、慶長一分判金や享保一分判金と非常に見た目が似ており、違いとしては後藤光次の文字の刻印の違いくらいです。見分けるのが難しいことから、しっかりとした査定員に見てもらいましょう。

  • 下品の場合は10万円から20万円程度
  • 並品では20万円から40万円程度
  • 上品だと50万円以上

⑤【享保一分判金】鑑定価値と買取相場価格

享保一分判金
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1714年~1736年
価値 A
相場 約10,000~100,000円
素材
画像出典 wiki「一分金」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

享保元年から元文元年にかけて鋳造されたのが享保一分判金で、比較的長い間流通していた一分金として知られています。こちらはデザインが正徳一分判金と慶長一分判金と似ており、離光次の極印が判断ポイントです。

流通期間が長く現存数もそこそこ多いため、享保一分判金はそれほど希少性が高くありません。通常のものであれば数千円から良くても3万円以内での取引となることが予想されるため、相場は低いでしょう。

⑥【佐渡一分判金】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 不明
価値 A
相場 500万円以上
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

前述した享保一分判金の例外として佐渡一分判金と呼ばれるものが存在し、こちらは鋳造期間などは判明されていないものです。佐渡の発掘された金を、現地で加工して作られたものと言われています。

この佐渡一分判金は現存数も少ないことからプレミア性が非常に高い一分金です。買取相場としては並品であっても500万円以上、美品であれば2000万円以上は期待できる一分金の中でもトップクラスのお宝品になります。

⑦【元文一分判金】鑑定価値と買取相場価格

元文一分判金
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1736年~1818年
価値 B
相場 約30,000~80,000円
素材
画像出典 wiki「一分金」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

元文元年から鋳造開始されたのが元文一分判金で、流通期間としては享保一分判金とほぼ一緒になります。元文一分判金の頃から金品位を落として作られるようになり、前の時代の判金とは見た目で分かるほど違いがあります。

元文一分判金は11種類ある判金の中でも価値が低いものの一つです。通常品ですと良くて1万円程度、比較的高値が付きやすい逆打ちのものであっても2万円前後が相場となるため、プレミア性はほぼありません。

⑧【天保一分判金】鑑定価値と買取相場価格

享保一分判金
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1837年~1858年
価値 B
相場 約8,000~35,000円
素材
画像出典 wiki「一分金」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

天保一分判金は天保8年から鋳造開始された古銭で、裏面に分かりやすく保の字が刻まれているのが特徴です。後の古金銀通用廃止令により使えなくなり、まさに時代の改革期としての風情を感じさせる一分金です。

金品位自体は一つ前の元文一分判金と変わらず低いですが、現存数が少ないためアンティーク的な価値はやや高めです。通常品では数千円から1万円程度、逆打ちですと状態がよければ10万円程度まで価値が上がります。

⑨【万延一分判金】鑑定価値と買取相場価格

時代 1860年~1867年
価値 B
相場 約20,000~150,000円
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

万延一分判金は最後に鋳造された一分金で、これ以降一分金は鋳造されていません。下記ような特徴がありますが、やはり最後に鋳造されたということでコレクター需要が高く、金品位が低い割に相場はやや高めです。

  • 重量がわずか0.82グラム
  • 他の一分金と比較しても圧倒的に軽い
  • 分の字がトメとハネの2種類存在する
  • トメの場合の相場は2万円から15万円ほど
  • ハネの場合の相場は1万5000円から8万円程度
  • 逆打ちの場合の相場は状態が良いと40万円程度まで期待できる

⑩【文政一分判金】鑑定価値と買取相場価格

文政一分判金
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1819年~1828年
価値 C
相場 数千円~1万5000円程度
素材
画像出典 wiki「一分金」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

文政一分判金は文政2年から文政11年までという、通用期間わずか23年間と非常に短い判金の一つです。また特徴として初めて草書体で刻印されたこともあり、草分一分判などとも呼ばれています。

通用期間が短く初めての書体が用いられるなど珍しい要素はあるのですが、鋳造量が多かったこともありそれほど価値は高くありません。買取相場としては数千円から1万5000円程度と、金額は低くなっています。

⑪【安政一分判金】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1859年
価値 A
相場 約30,000~350,000円
素材
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

安政一分判金は安政6年に鋳造開始された一分金ですが、鋳造期間が3か月程度と非常に短かったこともありプレミアが付きやすいです。金品位はそれほど高くなく、量目も少ないのですが、希少性があるため評価が高いです。

安政一分判金の主な買取相場としては以下のようになります。特徴としては分の字がハネになっているかトメになっているかで評価が変わる点で、トメの字体の方が買取価格は高い傾向にあります。

  • ハネ字の場合は3万円から20万円程度
  • トメ字の場合は5万円から35万円程度

古金銀『一分金』とはどのような歴史がある?

一分金
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

古金銀である一分金の価値を知るうえで、その歴史も知っておくとより理解が深まるでしょう。元々江戸時代に広く流通した古銭である一分金は、小判の4分の1ほどの大きさで作られているものを指します。

一分金の鋳造をおこなっていた場所である金座では、一分判と呼ばれていたことも知られている話です。基本的に一分金に関してはベースとなるデザインは全ての一分金で一緒で、刻印の違いなどから種類を見分けます。

当時は現代のように機械で正確に鋳造する技術があったわけではないため、時々例外となるデザインのものが作られることがありました。これが逆打ちと呼ばれる上下さかさまのもので、いわゆるエラーです。

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まとめ

江戸時代に流通した一分金の種類は10種類ですが例外として佐渡一分判金があり、それを含めた11種類が存在します。種類によって現存数が異なるため、買取価格が大きく変わってくるのも一分金の特徴でしょう。

逆打ちと呼ばれるエラーのものであったり、一部種類ですが分の文字がトメのものなどは希少性から評価が高いです。いずれにしろ一分金の正確な価値は素人では見分けにくいため、専門業者に依頼するとよいでしょう。