旧5千円札の買取価格はいくら?鑑定価値&査定相場を公開《全2種類》
5千円札は今では珍しいとも思わなくなってきていますが、旧5千円札だと若い人は使ったことはもちろん見たこともないという人もいるでしょう。ただ年配の人だと実際に使用し、今でも記念に保管している人もいるかもしれません。
旧5千円札は現在でも使用できるものではありますが、古銭としての価値の方があるのではと思うでしょう。
ここでは2種類の旧5千円札について、その特徴や現在の買取価格についてまとめていますので、参考にしてみてください。
【全2種類】旧5千円札の買取価格・鑑定価値《売買相場一覧》
旧5千円札と呼ばれる紙幣は現在のE号券を除くと2種類発行されています。最近まで使われていた紙幣ですから、大切に保管している人もいるでしょう。ここでは旧5銭円札の現在の買取価格や鑑定価値についてまとめています。
①【旧5千円札(C号券)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1957年~1986年 | |
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価値 | D | |
相場 | 額面 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「五千円紙幣」 |
日本で初めての5千円札が1957年から発行されたC号券で、紙幣の中央に聖徳太子が描かれています。C号券には1万円札も発行されていますが、先に5千円札が発行されたため当時はこの紙幣が最高額面の紙幣でした。
旧5千円札となるC号券はあまり見かけることが少なくなりましたが、現在でも使用できる紙幣のため古銭としての価値はほとんどありません。ただアルファベットが1桁の未使用品なら8,000円前後で取引されます。
②【旧5千円札(D号券)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1984年~2007年 | |
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価値 | D | |
相場 | 額面通り | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「五千円紙幣」 |
1984年から発行された日本銀行D号券5千円札は表面に新渡戸稲造が描かれています。15年ほど前まで発行されていた紙幣でもあるため、使ったことがある人は多いですし今でも稀に見かけることがあります。
現在でも使用できる旧5千円札ですので、仮に未使用品だとしても古銭としての価値はありません。
査定相場より高く買取される”旧5千円札の特徴”
旧5千円札は最も古いC号券であっても比較的年代も新しく、一部の未使用品以外は古銭としての価値はありません。ましてやそれ以降の旧5千円札となれば、未使用品ですら額面通りの価値しかないでしょう。
ただ古銭としての価値はない旧5千円札でも以下のような紙幣だと査定相場よりも高く買取されることが多いです。
- アルファベットがA-A券、ZZ-Z券
- 数字が珍しい並び
- エラープリントなど
旧5銭円札にはA〇〇〇〇〇〇Bというようにすべての紙幣に記番号が記されており、6桁の数字とその前後にアルファベットがつけられています。そのアルファベットがA-AのものやZZ-Zだと価値が高いです。
旧5千円札とは~印刷されている人物について~
旧5千円札は1957年のC号券から現在のE号券まで3種類の紙幣が発行されています。5千円札に描かれている人物は新紙幣が発行されるたびに代わっているため、これまで3人の人物が用いられています。
C号券に描かれているのは、これまで日本の紙幣に最も多く採用されてきた聖徳太子です。そしてD号券では女子教育に力を入れた新渡戸稲造、E号券には女性初となる小説家の樋口一葉が描かれています。
そして2024年度に新紙幣が発行される予定ではありますが、その5千円札には女性教育の先駆者とも呼ばれている津田梅子となっています。
旧五千円札に印刷されている”新渡戸稲造とは”
旧5千円札D号券に描かれている新渡戸稲造は、実際に何をした人物なのかわからないという人も少なくないでしょう。新渡戸稲造は現在の岩手県盛岡市に生まれ、日本の教育者・思想家でもあった人です。
国際連盟事務次官も務めた人物で、東京女子大学の初代学長、そして現在の新渡戸文化短期大学である東京女子経済専門学校の初代校長も務めています。当初D号券の5千円札には女性を採用する方針がありました。
ですが候補となった何名かの女性がマイナス材料があったため、見送られることとなり、その代わりに女子教育に力を入れていた新渡戸稲造が採用されたということです。
ちなみに2020年現在の5千円札には新渡戸稲造に変わって、初の女性として樋口一葉が採用されています。
まとめ
旧5千円札は新渡戸稲造が描かれているD号券であれば、今でも稀に見かけることもあります。ただ聖徳太子が描かれたC号券となれば滅多に見ることはないでしょう。
ただいずれも現在も使用できる紙幣で古銭としての価値はほとんどありません。ただC号券は特に今よりも印刷技術は高くなかったこともあり、エラープリントなどもあるかもしれません。
その一方で見たことがない人も多いということから偽札も出回っています。ですので、もし売るのであればしっかりとした鑑定のできる古銭買取業者に査定してもらいましょう。