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【全2種類】古紙幣『500円札』価値は?買取価格&平均相場《まとめ》

500円と言えば現在は硬貨が主流ですが、かつて昭和時代には紙幣の500円札が発行されています。そんな500円札は現在は発行自体はされていませんが、有効な銀行券のため使用可能な紙幣の一種です。

とはいえ500円札は種類や状態によっては500円以上の価値が付く場合もあるため、そのまま使用するのはもったいないです。そこで今回は古紙幣500円札の種類別の価値や特徴、買取価格相場をまとめてみました。

20241027

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【全2種類】古紙幣『500円札』の買取価格・価値・平均相場一覧

古紙幣500円札はいくつか種類があり、価値も異なれば特徴も違います。どの500円札なのか見極めるのはそれほど難しくありませんので、まずは500円札のデザインの特徴を知り、価値を判断する材料にしましょう。

【全2種類】古紙幣『500円札』の買取価格・価値・平均相場一覧

①【500円札(B号券)】鑑定価値と買取相場価格

五百円紙幣
Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons
時代 1951年~1971年
価値 B
相場 500円~5,000円
素材 紙幣
画像出典 wiki「五百円紙幣」

500円札のB号券は昭和26年発行で、岩倉具視の肖像画が描かれている紙幣です。この後に発行されたC号券にも岩倉具視が描かれていることから、区別するためにこちらを岩倉旧500円札と呼ぶ場合もあります。

B号券は昭和46年まで発行されましたが、発行時期によって記番号のアルファベットが異なります。そのためB号券はどのようなアルファベットが記載されているかで買取価値も異なり、相場としては以下になります。

  • 前期アルファベット1桁のものは並品だと額面通りで、未使用品だと1000円から5000円程度の価値がつくケースもある
  • 前期アルファベット2桁のものは並品では額面通り、未使用品では最高で2000円程度まで期待できる
  • 後期のB号券は基本的に額面通りだが、未使用品だと1000円程度の値がつく可能性もある

②【500円札(C号券)】鑑定価値と買取相場価格

五百円紙幣
Eclipse2009, Public domain, via Wikimedia Commons
時代 1969年~1994年
価値 C
相場 ~500円
素材 紙幣
画像出典 wiki「五百円紙幣」

前述のB号券の後、昭和44年に発行されたのがこちらのC号券で、B号券同様に象徴となる岩倉具視が描かれています。そのためB号券の岩倉旧500円札に対して、C号券は岩倉新500円札とも呼ばれたりします。

裏面には富士山が描かれていますが、こちらのデザインはB号券と同様のため、全体的な印象としてB号券と非常に似ています。C号券は比較的近年まで発行されており、市場残存数も多いため価値はあまりないです。

そのため基本的には発行年度などに関係なく、額面通りの500円でしか取引されません。しかしながらエラー紙幣や通し番号が珍しいものの場合ですと、500円以上の価値がつくこともあるでしょう。

プレミア価値がつく500円札の『3つの特徴』

500円札は基本的には額面通りの500円という価値しか付きませんが、中にはプレミア価値がつくものも少なからず存在します。プレミア価値がつく500円札には3つの特徴がありますので、押さえておきましょう。

プレミア価値がつく500円札の『3つの特徴』

【特徴1】エラープリントの500円札

色々な種類のお金

500円札の中にはごくまれにエラープリントのものが存在し、これは非常に価値が高いです。一言でエラーといっても実はさまざまなエラーがあるのですが、例えば以下のようなエラー紙幣が確認されています。

  • 印刷エラー
  • 裁断ずれエラー
  • 印刷時の液だれ
  • 文字の太さに違いがある

印刷エラーはきちんと全部印刷されず、一部がない状態のものを指します。裁断ずれエラーは裁断する際に不具合が生じたもので、500円札の上下の余白の間隔がずれてしまっているものになります。

エラープリントの価値はエラーの大きさや種類によって異なるため、一概に相場を示すことはできません。とはいえエラーが激しくなるほど価値も上がる傾向にあり、額面の100倍以上の価値がつくケースもあります。

【特徴2】珍しい番号の500円札

電卓と現金

500円札には記番号と呼ばれる通し番号が記載されていますが、こちらの番号が珍しいものですと価値が高くなります。珍番号にもいくつか種類があり区別されていますが、一例として以下があげられます。

  • AA券
  • ZZ-Z券
  • ゾロ目
  • キリ番
  • サンドイッチ番号
  • 階段

AA券は通し番号についている最初と最後のアルファベットがどちらもAのもので、いわゆる一番最初に製造されたもののため価値が高いです。逆にZZ-Z券は一番最後に製造されたものになりますので、こちらも付加価値があります。

ゾロ目やキリ番は縁起のよい数字や、キリのよい番号であるほど価値は高いです。サンドイッチ番号は233332のようなもの、階段は23456のようなものを指し、こちらも番号によっては額面以上の価値が期待できます。

【特徴3】福耳つきの500円札

電話をかける女性

取引市場に度々出回るエラーとして、福耳エラーと呼ばれるものがあります。こちらは紙幣の角に別の紙幣の一部がくっついているもので、まるで福耳のように見えることからこの名称が使われています。

現在の紙幣では製造技術が向上しているためこのようなエラーが発生することはほぼありません。しかしながら当時は製造技術が現在ほど高くなかったため、福耳つき500円札は時々市場に流通していました。

福耳つき500円札は最高で7.5万円程度の値が付くエラー紙幣になります。額面の100倍以上の価値になるため、お持ちの場合には普通に街中で使わず、古銭専門の業者などに売りに出すのがおすすめです。

500円札「B号券」と「C号券」の見分け方

ポイント

B号券とC号券は表面に岩倉具視のデザイン、裏面には富士山がデザインされており非常に似ています。ぱっと見ですとどちらか分かりにくいのですが見分けるためのポイントがいくつかあり、下記のとおりになります。

  • B号券は500円という額面の文字のところに透かしがあるが、見えにくい
  • C号券には富士山の隣に空白がある

全体的な印刷技術はB号券と比較して、C号券の方が格段に良くなっています。印刷技術が向上されたため全体としてC号券の方が精度が高く、印刷などもはっきりとして分かりやすくなっているのが特徴です。

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《予備知識》古紙幣『500円札』はどのような歴史や目的で作られたの?

勉強をしている人

戦後日本は急激に物価が上昇したため、インフレ抑制のために1946年に新円切り替えがおこなわれました。その際にA号券と呼ばれる最高額100円の紙幣が発行されましたが、インフレ抑制にはあまり効果がありませんでした。

またA号券自体が粗悪なものであったため偽札が大量に出回ったこともあり、1950年に新しい紙幣が発行されます。それがB号券と呼ばれる1000円札ですが、その当時1000円札と100円札がなく不便が生じてしまいます。

1000円札と100円札のみの不便さを解消すべく発行されたものこそが500円札で、1951年に最初の500円札が発行されました。500円札は現在でこそ製造はおこなわれていませんが、有効紙幣のため使用することができます。

まとめ

500円札はB号券とC号券があり、どちらもデザインが似ていますが、発行された時期が異なります。B号券が最初に発行され、その後発行されたのがC号券ですが、C号券の方が格段に印刷制度の向上を感じられる紙幣となっています。

B号券とC号券どちらも比較的近年の紙幣であり、市場残存数も多いため基本的には額面通り500円の買取価格相場にしかなりません。しかしB号券の初期の物の未使用品や、エラー紙幣などの場合には額面以上で取引されます。