【全20種】海外金貨･硬貨･外国コインの買取価格は？平均相場まとめ

【必須知識】海外金貨･硬貨･外国コインとは？地金型金貨と収集型金貨の2種類

人気の海外･外国コインには2種類あります。

• 地金型金貨
• 収集型金貨

地金型金貨とは金相場で取引されない金貨のことを呼んでいます。主な地金型金貨は下記の種類です。

• メイプルリーフ金貨
• クルーガーランド金貨
• カンガルー金貨(ナゲット金貨)

後ほど、これらの金貨の平均相場などを紹介していきます。地金型金貨はそれぞれの国の造幣局が作っているためコレクターたちから信頼されています。金品位や重量がきちんと定められている金貨です。

続いて収集型金貨とは、地金型金貨以外のコインのことです。各国の造幣局が製造するコイン以外のものを収集型金貨と呼んでいます。長い歴史があり、コインの希少価値に沿って買取相場が変わってきます。

【全20種類】海外金貨･硬貨･外国コインの買取価格・価値・平均相場一覧

コレクターたちに取引されることの多い海外･外国コインの買取相場を紹介していきます。人気のコインやその他のコインの価値についても解説していますので、買取サービスを利用する際の参考にしてください。

①【パルティア戦争勝利記念貨幣】鑑定価値と買取相場価格

	時代	166年
	価値	A
	相場	500,000～1,000,000円
	素材	金
	画像出典	wiki「記念貨幣」

パルティア戦争勝利記念貨幣の買取相場は、80万円から90万円前後です。コレクターたちの間では伝説的なコインとなっています。ローマ帝国によって発行され、西暦2世紀の中盤のものと言われています。

当然のことながら流通している数が少ないため、希少価値が高いコインです。程度の良いコインであれば100万円以上の値段が付くことがあります。表の絵柄はマルクス・アントニヌス帝で、裏はヴィクトリア女神がデザインされています。

②【コアラプラチナコイン】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1988年～
	価値	A
	相場	100,000円前後
	素材	プラチナ
	画像出典	–

コアラプラチナコインはオーストラリアで発行されていました。1988年から2005年の間に造られていたコインです。買取相場は10万円前後です。コアラプラチナコインには4つの種類があります。

• 1オンス
• 1/2オンス
• 1/4オンス
• 1/10オンス

4つのサイズが違う種類があって、一番サイズの大きな1オンスが高値で取引されています。素材がプラチナなので鑑定価値が高くなっています。

③【干支金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1996年～
	価値	A
	相場	1万円～
	素材	金
	画像出典	なし

干支金貨と聞くと日本や中国の造幣局で発行されていると考えるかもしれません。しかし、干支金貨はオーストリアの地金型金貨です。このコインの鑑定価値と買取相場は上記の通りです。

干支金貨には5つの違ったサイズの種類があり、1オンスの一番サイズが大きなものが高値で取引されます。サイズが小さいものには1万円や2万円の価格が付きます。

④【モントリオール五輪記念金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1976年
	価値	C
	相場	1万円～2万円
	素材	金58.3％
	画像出典	なし

モントリオール五輪記念金貨はその名の通り、1976年のカナダで行われたオリンピックを記念して発行された収集型金貨です。カナダらしい自然や世界地図などがモチーフで使われています。金の純度は58.3パーセントです。

純度はそれほど高くありませんが、デザインの種類が豊富なので収集家に人気があります。買取相場は1万円から2万円です。モチーフの種類によって価格が変わるため、プロの査定士に見てもらった方が正確な価格が付きます。

⑤【2ユーロ記念硬貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	平成時代/2004年
	価値	C
	相場	5千円～1万円
	素材	銅・ニッケル
	画像出典	ウルトラバイヤー

2ユーロ記念硬貨はユーロで発行されたものです。ユーロ圏内のそれぞれの国の行事や記念日ごとに発行されてきました。このコインは普通に2ユーロ硬貨として使用することができます。

しかし、収集家の間では5千円から1万円の価格で取引されることがあります。鑑定価値が特に高いのは、バチカン発行の2ユーロ記念硬貨です。80ユーロから90ユーロの価値が付く種類もあります。

⑥【クルーガーランド金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1892～1900年
	価値	A
	相場	100,000円前後
	素材	金91.6%
	画像出典	wiki「クルーガーランド金貨」

クルーガーランド金貨は南アフリカ発行の代表的な地金型金貨です。金素材は91.6パーセントなのでそこまで高くありませんが、コレクターたちには評判の良い金貨です。人気の特徴は下記の通りです。

• 今は作られていない
• 復刻版がある

クルーガーランド金貨は1900年までしか作られていなかったので希少価値があります。復刻版があるほど人気なので、オリジナル硬貨には高値が付くことがあるのです。買取相場は10万円前後となっています。

⑦【メイプルリーフ金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1979年～
	価値	A
	相場	5万円～10万円
	素材	金99.99％
	画像出典	wiki「メイプルリーフ金貨」

メイプルリーフ金貨は鑑定価値が非常に高いです。なぜなら収集家に人気の二つの特徴があるからです。

• カナダ産
• 純度の高い金素材

品質が安定したコインを作ることで評価されているカナダの造幣局が発行している特徴があります。カナダ発行のコインは信頼性が高いため、高値が付けられる傾向があります。収集家が安心して買える地金型金貨です。

純度が99.99パーセントの金素材が使われていることも特徴の一つです。金の純度が極限まで高いために投資対象として購入する人もいます。買取相場は5万円から10万円の間です。金の買取相場の価格によって変わります。

⑧【パンダ金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	昭和時代/1982年
	価値	A
	相場	10万円～40万円前後
	素材	金
	画像出典	ウルトラバイヤー

パンダ金貨と聞くと、すぐにどこの国のコインだか分かることでしょう。中国の造幣局が発行している金貨です。パンダ金貨の特徴は2つあります。

• デザインのバリエーション
• 収集型金貨

毎年デザインが変わるので、たくさんのバリエーションがあります。絵柄によって価格が変わってきますから気をつけてください。収集型金貨のため価格が急に上がることがあり、思わぬ価格で売れることがあります。

買取相場は10万円から40万円前後です。

⑨【カンガルー金貨(ナゲット金貨)】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1989年～
	価値	A
	相場	10万円前後
	素材	金99.9%
	画像出典	なし

オーストラリアを代表する動物のカンガルーがモチーフになっています。1989年から発行されている金貨で、金素材99.9パーセントと純度が高いのが特徴です。買取相場は10万円前後で推移しています。

カンガルーの愛らしい絵柄が魅力的で世界的に評判の良い硬貨です。発行される度に色々なデザインになるので、毎年楽しみにしている収集家もいます。当然のことながらデザインによって人気の差があり、微妙に買い取り価格が変わります。

⑩【イーグル金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	昭和時代/1986年
	価値	A
	相場	5万円～10万円
	素材	金
	画像出典	wiki「イーグル金貨」

イーグル金貨はアメリカで1986年から発行されています。この金貨とよく間違われやすいコインが2種類あります。

• インディアンヘッド金貨
• リバティヘッド金貨

インディアンヘッド金貨やリバティヘッド金貨もアメリカ政府の造幣局で発行されていますが、イーグル金貨とは違うものなので気をつけてください。イーグル金貨の金の純度は91.6パーセントです。

買取相場は5万円から10万円です。

⑪【ブリタニア金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1987年
	価値	A
	相場	100,000円
	素材	金
	画像出典	なし

ブリタニア金貨の鑑定価値はとても高いものです。イギリスの代表的な地金型金貨のソブリン金貨の人気が落ちたときに、造幣局の威信をかけて発行されたものだからです。描かれている二つの絵柄が評価されています。

• エリザベス女王
• 女神ブリタニア

表にエリザベス女王、裏に女神ブリタニアが描かれていて華やかなイメージがあります。そのため比較的新しい硬貨ですが人気があります。買取相場は10万円前後です。

⑫【ウィーン金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1989年～
	価値	A
	相場	10万円～15万円
	素材	金99.99％
	画像出典	なし

1989年から発行されているウィーン金貨は、オーストリアの造幣局が発行する地金型金貨です。買取相場は10万円から15万円の間です。金の純度が99.99パーセントと高いことが特徴となっています。コインの絵柄も特徴的です。

表側にはパイプオルガンが象られていて、裏側には管弦楽器が描かれています。クラシックの歴史があるオーストリアらしいコインです。海外･外国コインのコレクターだけでは無く、クラッシク好きの人たちからも人気があります。

⑬【バッファロー金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	2006年～
	価値	A
	相場	10万円前後
	素材	金
	画像出典	福ちゃん「バッファロー金貨」

2006年からアメリカ政府によって発行されているコインです。初めてアメリカが発行した純金の金貨として、コレクターたちの間でも人気があります。純金のため投資対象として購入する人たちもいます。

リバティ金貨と間違われることがありますが、全くの別物です。バッファロー金貨は地金型金貨で、リバティ金貨は収集型金貨です。純金のため鑑定価値が高くなっていて、買取相場は10万円前後です。

⑭【インディアン金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1907年～1933年
	価値	A
	相場	数百万円以上
	素材	金・銅
	画像出典	なし

インディアン金貨の買取相場は数百万円以上です。程度が良く人気の高いバージョンなら1000万円の価格が付くこともあります。1907年から1933年までアメリカで発行されてきました。硬貨の素材の内容は下記の通りです。

• 金　9割
• 銅　1割

素材の構成は微妙に前後しますが、おおむねこのような割合となっています。純金ではないものの収集家たちからは高く評価されている金貨です。

⑮【カナダ野生動物金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	2011年～
	価値	A
	相場	10万円前後
	素材	金
	画像出典	なし

カナダ野生動物金貨は純金なので金相場に合わせて買い取り価格が変わります。平均相場は10万円前後です。2011年から発行されている収集型金貨です。これまでにいくつもの動物がモチーフになってきました。

• グリズリー
• ハウリングウルフ
• ピューマ

カナダを代表する多くの動物たちがデザインされています。動物好きにはたまらないコインです。ケースや保証書が付いていると、高値で買い取ってもらえることがあります。

⑯【ソブリン金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1817年～
	価値	A
	相場	10万円前後
	素材	金91.7%
	画像出典	なし

イギリスの造幣局が発行するソブリン金貨の買取相場は10万円前後です。ソブリン金貨にはいくつかの人気の特徴があります。

• 歴史
• デザイン
• 限定モデル

1817年から発行されている硬貨のため、非常に長い歴史があります。これまでいくつものバージョンのデザインで作られていますし、限定モデルも発行されています。描かれている内容によっては数十万円の高値が付くこともあります。

1800年代のコインは特にコレクターに人気があります。

⑰【中国十二支金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1817年～
	価値	A
	相場	10万円前後
	素材	金91.7%
	画像出典	–

中国十二支金貨は1871年から中国で発行されている収集型金貨です。このコインには下記のような特徴があります。

• 毎年柄が違う
• 24金と22金の2種類ある

毎年その年の干支がモチーフになっています。そして純金と金純度が91．7パーセントの22金のコインの2種類があります。発行枚数が毎年違うので、少ない枚数の年のコインは希少価値が高く10万円以上で取引されています。

⑱【ナポレオン金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1857年
	価値	A
	相場	9万円～10万円
	素材	金90％
	画像出典	なし

ナポレオン金貨は1857年に発行されており、金90パーセントの素材なので希少価値が高くなっています。鑑定価値が高いため買取相場は9万円から10万円です。ナポレオン金貨には二つの種類があります。

• 月桂樹あり
• 月桂樹なし

ナポレオンが月桂樹をかぶっているバージョンと、かぶっていないバージョンがあります。コレクターたちに人気があるのは月桂樹をかぶっているコインです。

もしコインを持っているなら、描かれているナポレオンが月桂樹をかぶっているかどうか確認してください。

⑲【マン島キャット金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1988～2012年
	価値	S
	相場	100,000円前後
	素材	金99.99％
	画像出典	なし

マン島キャット金貨の鑑定価値と買取相場は上記の通りです。

マン島キャット金貨はイギリス領にあるマン島の造幣局によって発行されています。イギリスの王室に属する地域です。マン島発行というユニークな生い立ちと金素材が99.99パーセントと高いことで人気です。

いつの時代も安定した価格で取引されています。1988年から2010年代まで発行され続けてきました。

⑳【リバティ金貨】鑑定価値と買取相場価格

	時代	1907年～1933年
	価値	S
	相場	発行された年と程度で変動
	素材	金
	画像出典	なし

リバティ金貨は1907年から1933年にアメリカで発行されてきました。発行年度初期のものは希少価値が高く、アンティークコインとして高値が付くことがあります。

リバティ金貨は発行された年と程度によって価格が大きく変わります。プレミア価値のあるものは数千万円から数億円で取引されます。それ以外は5万円から10万円です。2.5ドルから20ドルまで4種類が造られています。

海外金貨硬貨で希少価値が高いのは『ウルトラハイリリーフ金貨』『ヴィクトリア ウナとライオン5ポンド金貨』

海外･外国コインで希少価値が特に高いのは次の二つの金貨です。

• ウルトラハイリリーフ金貨
• ヴィクトリア ウナとライオン5ポンド金貨

ウルトラハイリリーフ金貨は、2009年にアメリカで1年限定で発行されました。金貨1枚に4億円の価格が付くほど希少価値の高いコインです。1907年に発行された金貨の復刻版として造られました。

非常に精度の高い金素材で造られていて、金の延べ棒6本分の価値があると言われています。ヴィクトリア ウナとライオン5ポンド金貨は、イギリスで1839年に発行されました。

400枚しか造られていないのでプレミアム価値があります。1枚1500万円以上の価格が付くこともあります。若かりし頃のヴィクトリア女王の美しい絵柄が人気です。

海外金貨･硬貨･外国コインを高く売るコツと注意点

海外･外国コインやその他のコインを高く売るときのコツは、きちんと保管することです。下記のものを使って保管すると良いでしょう。

• 箱
• 専用ケース

コインを保管しておく専用の箱を使用したり、コインが発行されたときに梱包のために使われていた専用ケースに入れておいたりしてください。コンディションが良いコインであれば高値が付くことがあります。

購入時の保証書や鑑定書があるときに、一緒に査定に出すと高く売れることがあります。保証書と専用ケースが揃っていると査定価格が高くなります。

海外金貨･硬貨･外国コインを高く売るなら『福ちゃん』がおすすめ

福ちゃんは買取実績数が600万点以上と多く、専門知識･鑑定力の高さも保証されているため、安心して任せることができます。本当の価値を見逃しませんので、丁寧な査定をしてもらいたい方におすすめです。

また、福ちゃんは初めて買取に出す･買取でわからないところがあるという方にもおすすめです。福ちゃんは「お客様ひとりひとりに合ったサービス」を追求しているので、電話相談から査定まで丁寧に説明してもらえます。

初めて売る方でも安心して買取に出すことができますので、ぜひ一度査定をしてみてください。

まとめ

海外･外国コインの買取相場はコレクターたちの人気の度合いや金相場によって左右されます。収集型金貨は収集家のブームによって価格が大きく変わります。地金型金貨であれば比較的価格は安定しています。

もし地金型金貨を持っているのであれば、その時の金相場を確認するとある程度の買い取り価格が分かるでしょう。地金型金貨にしても収集型金貨にしても、少しでも高く売りたいときには幾つかの業者に査定をしてもらうのがオススメです。