【全6種】古金銀『一朱銀・二朱銀』の価値は?買取価格&平均相場!
一朱銀と二朱銀は江戸時代に流通していた銀貨です。古金銀としての価値も高く、銀貨の種類によっては買取相場も高くなっていると言われています。特に、二朱銀の価値は高くさまざまな業者が高額買取を実施しているようです。
売却を検討している人は、まず買取相場がいくらなのかを知らなければいけません。すべてを業者の鑑定任せにしてしまうと安く買い叩かれてしまうこともあるからです。今回は一朱銀・二朱銀の買取相場などについて見ていきましょう。
【全6種類】古金銀『一朱銀・二朱銀』の買取価格・価値・平均相場一覧
古金銀である一朱銀・二朱銀は全部で6種類です。二朱銀は価値が高いことから、買取価格や平均相場などをしっかり知っておく必要があります。
こちらでは、全6種類の買取相場について見ていきましょう。今後売却をする人がいるなら、しっかりと相場を把握しておいてください。
①【文政南鐐一朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1829年-1837年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 500~2,000円 | |
素材 | 銀991・他9 | |
画像出典 | wiki「一朱銀」 |
文政12年から天保8年にかけて鍛造されていた一朱銀です。名前に上質な銀を意味する『南鐐』がつけられている特徴があります。
- 買取相場は500円から2,000円前後
- エラーとなる逆打の場合は10万円以上になることもある
文政南鐐一朱銀は希少性としては低い方なので、買取相場も高くありません。高くても2,000円前後なので単品で売却しようという人は少ないのです。何かのついでに一緒に持っていく傾向があります。
②【嘉永一朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1853年-1865年 | |
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価値 | C | |
相場 | 100~1,000円 | |
素材 | 銀968・他32 | |
画像出典 | wiki「一朱銀」 |
嘉永6年から慶応元年にかけて鍛造された銀貨です。文字刻印などの文体やさまざまな特徴から細分化されているので素人の自己査定は難しいとされる銀貨です。
- 100種類に細分化されている
- 希少価値が高いわけではない
- 買取相場はほとんどが100円から1,000円前後
はっきり言うと、あまり価値がない銀貨なので単品で査定に出す人はほとんどいません。別のものと一緒に査定に出す、大量に持っているから査定に出す、という感じでしょう。
③【明治一朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1868年-1869年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 200~1,000円 | |
素材 | 銀880・他120 | |
画像出典 | wiki「一朱銀」 |
1868年から1869年に鍛造された銀貨です。わずか1年という期間だったこともあり、古金銀の中では割と価値が高い方と言われています。ただ、状態によっては価値も低くなるので気をつけましょう。
- 買取相場は200円から1,000円前後
- 美品であることを前提に一部の種類は6万円前後で買取されることもある
- 非交差であれば5万円から6万円前後
- 明治手一分銀で4万円前後
- 跳分で7万円前後
このように、種類によって大きな価格差があります。買取に出す際は高額であるかどうかを事前に確かめてから出すようにしてください。
④【古南鐐二朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1829年-1837年 | |
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価値 | C | |
相場 | 500~2,000円 | |
素材 | 銀991・他9 | |
画像出典 | なし |
1772年から1824年の52年間に鍛造された銀貨です。発行時期によって3種類に分類されるだけではなく、さまざまな特徴から細分化されているので素人では判別などが難しいと言われている銀貨です。
- 明和型であれば12,000円から15,000円前後
- 明和大型であれば7万円から15万円前後
- 中間型であれば12,000円から15,000円前後
- 中間大型であれば5万円から8万全前後
- 寛政型であれば8,000円から12,000円前後
- 寛政大型であれば5万円から9万円
(これらはすべて美品であった場合の買取相場です)
美品、中品、下品と状態のランクによって大きく買取価格が変わってきます。先述したように素人では判別が難しいので実績豊富な買取業者に鑑定してもらうことをおすすめします。
⑤【新南鐐二朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1829年-1837年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 500~2,000円 | |
素材 | 銀991・他9 | |
画像出典 | なし |
1824年以降に発行された銀貨であり、6千万枚以上発行されたということもあり価値は高くありません。従来の二朱銀と比較しても、量目がかなり減っていることも価値が低い理由のひとつと言っていいでしょう。
- 買取相場は500円から5,000円前後
- 美品であれば5,000円から7,000円前後
古銭としての価値は低いわけではありませんが、高くもない「普通」と考えていいでしょう。希少価値が高くないことから積極的に査定に出す人が少ない特徴があります。
⑥【安政二朱銀】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1859年 | |
---|---|---|
価値 | A | |
相場 | 100,000~200,000円 | |
素材 | 金0.04%・銀84.76%・雑15.20% | |
画像出典 | wiki「二朱銀」 |
1859年のみという鍛造期間であり、古銭価値としても高い特徴を持っています。サイズが大きいながらも額面が他の一分銀の半分であることから『バカ二朱』と呼ばれていたこともあります。
- 通常のものであれば美品買取で5万円から10万円前後
- 逆打の場合は美品で150万円から300万円前後
通常か逆打かによって価格が大きく変わってくる古銭です。逆打はエラーでもあるので、まず市場に出回らない傾向があります。そのため買取価格も高額になるのです。
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初めて売る方でも安心して買取に出すことができますので、ぜひ一度査定をしてみてください。
《基本知識》一朱銀・二朱銀はどのような特徴があるの?
一朱銀・二朱銀は素人に判別できないものが多くあります。そのため、実績豊富な鑑定士に査定してもらうのは必須と言ってもいいでしょう。
銀貨の種類によっては非常に高額なものもあるので、一つの業者だけに査定してもらうのではなく、複数業者に査定してもらうことを検討してください。
まとめ
一朱銀と二朱銀はさまざまな種類があります。先述したように高額古銭も隠れているので、安易な取引をするのは避けましょう。
過去の買取実績などをしっかり比較して、自分が安心できると判断した業者に任せてください。