古銭の種類

【全5種類】金札(藩札)の買取価格は?鑑定価値&平均相場《まとめ》

太政官札

主に江戸時代に流通していた古銭の一種に、金札と呼ばれる紙幣があります。こちらは別名では藩札と呼ばれた幕府ではなく各藩が発行した紙幣も存在し、金貨の代わりという位置づけで用いられていた古銭です。

金札も古銭ですから古銭市場で売りに出すことは可能ですが、紙幣のため状態が劣化しやすく価値を見極めるのが難しいです。そこで今回は金札の鑑定価値や平均相場を、種類ごとにまとめてみたので売却時の参考にしてみましょう。

【全5種類】金札(藩札)の買取価格・価値・平均相場一覧

金札は全部で5種類ほど存在しますが、種類によって希少性が異なります。そのため金札の買取価格や価値も種類によって大きく異なりますので、まずはそれぞれの金札の特徴を押さえ、価値を学びましょう。

【全5種類】金札(藩札)の買取価格・価値・平均相場一覧

①【江戸横浜通用札】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1867年
価値 B
相場 1万円~40万円
素材
画像出典 なし

江戸横浜通用札は金札の中でも鑑定価値が高い金札として知られていて、横浜での貿易用として発行された紙幣です。江戸横浜通用札の額面としては以下の4種類があり、額面によって鑑定価値が変わってきます。

  • 25両
  • 10両
  • 5両
  • 1両

この中で一番価値が低いのは1両ですが、それでも2万円から状態が良ければ20万円前後の価値が付きます。一方で一番価値の高い25両ですと、下品でも5万円以上、状態の良い物であれば最高で40万円程度まで期待できます。

②【江戸関八州通用札】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1867年
価値 B
相場 1万円~50万円
素材
画像出典 なし

江戸関八州通用札は関東地方中心に流通した金札で、幕府ではなく三井財閥が発行したものになります。江戸横浜通用札とほぼ同時期に流通したものですが、江戸関八州通用札の額面は以下の5種類になります。

  • 200両
  • 100両
  • 50両
  • 25両
  • 1両

発行枚数が少なかったこともあり、こちらも江戸横浜通用札に並ぶ高価買取が期待できる紙幣です。相場としては1両の下品でも2万円以上、一番額面の高い200両の良品の場合には50万円近い値がつくこともあるでしょう。

③【兵庫開港札】鑑定価値と買取相場価格

画像なし 時代 1867年
価値 B
相場 1,000~1万円
素材
画像出典 なし

兵庫開港札はその名のとおり兵庫開港のために鋳造された金札で、関西を中心に流通したものになります。額面としては以下の3種類があり、大阪の富豪たちが出資して発行された経緯のある金札です。

  • 金1両
  • 金2分
  • 金1分

兵庫開港札は江戸横浜通用札、江戸関八州通用札と比べると希少性がそこまでないため、買取相場も低めです。状態がよくない場合ですと数百円程度、最高でも5000円程度の価値しか望めない可能性が高いでしょう。

④【太政官札】鑑定価値と買取相場価格

太政官札 時代 明治時代/1872年
価値 C
相場 1,000円~2万円
素材
画像出典 wiki「太政官札」

太政官札は幕府が発行した金札で、発行理由としては費用不足解消のためでしたが偽札が多く流通したことでも知られています。太政官札の額面の種類としては以下の5種類があげられ、額面によって買取相場が大きく変わる金札です。

  • 金10両
  • 金5両
  • 金1両
  • 金1分
  • 金1朱

この中で最も買取価値が低いのは、額面自体が小さい金1朱と金1分で、上品でも1000円から2000円程度です。額面価値の高い10両紙幣ですと、数千円から2万円程度での買取となることが予想されます。

⑤【民部省札】鑑定価値と買取相場価格

民部省札 時代 1869年
価値 C
相場 数百円~4,000円
素材
画像出典 wiki「民部省札」

民部省札は江戸幕府ではなく明治政府から発行された紙幣で、発行は明治2年になります。当初は日常的に使いにくい太政官札と交換という形で交付されていたもので、額面としては以下の4種類があげられます。

  • 金2分
  • 金1分
  • 金2朱
  • 金1朱

民部省札も額面により買取相場は変わり、額面の低い金1朱では数百円から1500円程度が買取相場価格となっています。額面金額の高い金2分ですと、1000円から4000円程度が、買取価格の目安でしょう。

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《予備知識》金札(藩札)はどのような歴史や目的で作られたの?

民部省札
(画像出典:wiki「民部省札」)

金札はかつて用いられていた紙幣の一種で、主に明治時代以前に流通していたものを指します。江戸時代に発行されたものは4種類ほどあり、太政官札以外は幕府ではなく各藩が独自の目的のために発行したものです。

例えば上述の通り江戸横浜通用札は横浜港開港時に貿易用として使われたもので、日常的に用いるのが難しい金貨に代わる紙幣として活用されました。太政官札も江戸時代の金札ですが、幕府発行のため特殊です。

明治時代に入ってからは民部省札のみしか発行されておらず、こちらは明治政府が発行したものですが、その他の金札と同様に金貨の代用として使われていたという点は一緒です。以上を総称して金札と呼ばれます。

まとめ

太政官札
(画像出典:wiki「太政官札」)

金札は主に江戸時代に鋳造された紙幣の一種で、明治時代の初頭まで用いられていました。金貨の代わりに日常的に使用することを目的として発行されましたが、具体的な目的は金札の種類によりけりです。

金札は紙幣であるため、保存状態によって買取価格は大きく変わってきます。また種類によって希少価値が違うため、買取価格が高いものですと数十万円が期待できる一方で、数百円の価値しかない金札も存在します。