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10円『ギザ十』買取価格はいくら?鑑定価格&売買相場【2020最新】

(画像出典:wiki「ギザ十」)

ギザ十は価値があると聞いたことがある人も多いでしょう。中には価値があるからと、集めている人もいるかもしれません。このギザ十なのですが、実はすべてが価値がある訳ではないのです。

実は希少価値が高いギザ十は発行年数が決まっています。もしこの発行年数のものをお持ちなら、かなり高値で売れる可能性があるのです。そこでギザ十の買取価格の相場などを詳しく調べてみました。

20241027

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一目でわかる『ギザ十(10円)』の買取価格・鑑定価値・平均査定相場《全公開》

製造年数 発行枚数 平均買取価格(使用済)
1951年 11億106万枚 15円
1952年 1億8663万枚 11円
1953年 4億6630万枚 11円
1954年 5億2090万枚 11円
1955年 1億2310万枚 11円
1956年 製造なし 製造なし
1957年 5000万枚 30円
1958年 2500万枚 70円

超高額なプレミア価値があるレアなギザ十(10円)は『昭和32年・33年発行』

10円玉3つ

ギザ十で最もプレミア価値があるのは、どの発行年数のものなのでしょうか。実は2つの発行年数があります。

  • 昭和32年
  • 昭和33年

なぜこの2つの発行年数のギザ十は高値をつけているのかというと、発行枚数が極端に少なくなっているからです。昭和29年発行のものは5億枚を越えています。一方で昭和32年は5000万枚、33年は2500万枚しかありません。

つまり発行枚数が少ないからこそ、希少価値が高くなっているのです。ではどの程度の買取価格になっているのかも確認します。

  • 昭和32年 約4万円程度
  • 昭和33年 約5万円程度

いずれも未使用品のデータになります。

《相場表》オークションサイトのギザ十(10円)の平均落札相場

お店でスマホを触る女性

ではギザ十はいったいどの程度の価格で取引されているのかも確認します。ただし専門家による査定では、実際に鑑定を受けてみないとわかりません。あまり価値のないものだと買取不可となるケースもあるでしょう。

そこでオークションサイトで、どの程度の価格で取引されているのかを確認してみましょう。

  • セットで数百円~1万円程度
  • レアなギザ十だと数万円程度

とかなりバラける結果になっています。ギザ十にもコレクターはいるのですが、やはり求められているのは希少価値が高いものです。一般的に出回るギザ十は、実際に流通していた通常品がほとんどになります。

そのため先述したような1枚で4万円~5万円といったような価値がつくものは、ほぼありません。まとめて出品して幾らと考えた方がいいでしょう。

ギザ十とは~発行された経緯について~

並べられた10円玉

ではギザ十とはどういう硬貨だったのかについても検証していきます。ギザ十とは昭和26年~昭和33年にかけて製造された十円硬貨のことです。

現在の十円玉の縁はつるつるしたものですが、この縁に溝があってギザギザな手触りなことからギザ十と言われています。

もともとこの縁に入った溝は、地金が盗まれるのを防止する目的で金貨や銀貨に施されていたものです。昔は金貨や銀貨が製造されていて、硬貨の周囲を削ることで地金を盗む人がいたのです。

現在発行されているものは地金の価値が高くないので、装飾以上の意味はありません。十円以外にも五十円や百円硬貨が登場したことによって、昭和34年以降の十円硬貨ではギザギザが廃止されたのです。

ギザ十が発行された年数&発行された枚数

チェックリスト

ギザ十の価値は発行枚数にあるとお伝えしました。発行枚数が少ない方が希少価値が高くなります。そこでギザ十が発行された年数と、発行枚数を調べてみました。

  • 1951年は1億106万8000枚
  • 1952年は4億8663万2000枚
  • 1953年は4億6630万枚
  • 1954年は5億2090万枚
  • 1955年は1億2310万枚
  • 1956年は発行されていない
  • 1957年は5000万枚
  • 1958年は2500万枚

となっています。基本的に1億枚を越えている発行枚数ばかりなので、昭和32年と昭和33年の発行枚数の少なさが目立ちます。

もし未使用品のものが見つかれば、プレミア価格での取引が期待できるでしょう。その時はプロに鑑定してもらう方が良いでしょう。

ギザ十を少しでも高く売るなら保管方法に注意

STOPするサラリーマン

ギザ十を少しでも高く売るのなら保管方法には注意しましょう。ギザ十は発行年数もそうですが、状態によっても価値が左右されてしまうものです。そこで注意したいことは3点あります。

  • 直射日光にはあてないようにする
  • 湿気のある場所でも保管は避ける
  • できるだけ外気に触れさせない

こうした要素があると、ギザ十が劣化してしまうのです。特に直射日光があると変色の原因になってしまいます。また湿気が多い場所だと錆びてしまう可能性も高いでしょう。

ギザ十をしっかりと保管したいのなら、以下のようなものを使いましょう。

  • コイン専用のホルダーやアルバム
  • ジップで密閉できる袋

コインコレクターが利用する専用のホルダーや、アルバムといったものがあります。これらを利用すれば、しっかりと保管ができるでしょう。わざわざ購入したくないのなら、ジップで密閉できる袋でも構いません。

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査定後に他の業者と価格を比べて、少しでも高ければそれ以上の価格を提示してくれることもあります。実績が豊富で信頼できる業者なので、初めての方にはオススメです。

まとめ

(画像出典:wiki「ギザ十」)
(画像出典:wiki「ギザ十」)

ギザ十についてのまとめでした。ギザ十は昭和26年~昭和33年までの7年間で発行されていた十円硬貨のことです。現在の十円硬貨に縁はつるつるですが、この時期の十円硬貨には溝が刻印されています。

この溝の手触りがギザギザしていることから、ギザ十と呼ばれているのです。基本的に発行枚数が多いため、さほど希少価値は高くありません。

ですが昭和32年と昭和33年のものは発行枚数も少なく、未使用品なら4万円~5万円程度の価値がつくでしょう。