【全6種類】一万円金貨の買取価格は?鑑定価値&売買相場《まとめ》
古銭とともに高い人気があるのが記念硬貨です。近年でも記念硬貨は発行されていて、現在進行系で入手できるという気軽さがあります。そのため古銭や記念硬貨のコレクションを始める人にもおすすめしやすいです。
ここでは記念硬貨の1つである、一万円金貨について見ていきましょう。実は一万円金貨は幾つかの種類が発行されていて、それぞれに買取価格相場が異なっています。そこで各一万円金貨の買取価格相場などを検証していきましょう。
【全6種類】一万円金貨の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
2020年の時点で一万円金貨は6種類発行されています。国家的な大きな事業があれば、また発行されることになるでしょう。ここでは6種類の一万円金貨の買取価格相場などを確認していきます。
①【一万円金貨(長野オリンピック冬季競技大会)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成9年・10年 | |
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価値 | C | |
相場 | 約30,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
冬季長野オリンピックの開催を記念して発行された一万円金貨が、長野オリンピック冬季競技大会記念硬貨です。額面としては500円、5000円、一万円の3種類が発行されています。さらに1次~3次までで合計9種類発行されました。
- 未使用品の買取価格相場は3万5000円~5万円程度
- 美品だと2万円~3万5000円程度
- 通常品で1万円~2万円程度
という相場です。基本的に額面以上となっていますが、基本的に古銭市場でも人気がある記念硬貨だからです。
②【一万円金貨(天皇陛下御在位10年)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成11年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約30,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
1999年に発行された一万円金貨は、現在の上皇様である平成天皇陛下の在位10年を記念したものです。額面としては500円と一万円の2種類がありますが、すべてプレミア貨幣としてプルーフ硬貨で発行されました。
- 未使用品の買取価格相場は3万円~4万円程度
- 美品だと2万円~3万円程度
- 通常品で1万円~2万円程度
となっています。天皇陛下御在位10年記念硬貨は、古銭市場でも人気があるものです。そのため買取価格相場としても高めの設定になっています。
③【一万円金貨(2002FIFAワールドカップ)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成14年 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 約20,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2002年に発行された一万円金貨が、FIFAワールドカップを記念したものです。額面としては500円、1000円、一万円の3種類があります。アジアでは初となったワールドカップの開催を記念して、発行されたものです。
- 未使用品の買取価格相場は2万円~3万円程度
- 美品は1万円~2万円程度
- 通常品で1万円程度
プルーフ金貨であることから、基本的に額面よりも買取価格相場は高くなっています。
④【一万円金貨(愛・地球博記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成16年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約30,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2004年には愛知県で開催された愛・地球博を記念した一万円金貨が発行されています。額面としては500円、1000円、一万円の3種類がありました。金貨と銀貨をセットにした2点貨幣セットが人気です。
- 未使用品の買取価格相場は3万円~4万円程度
- 美品だと1万5000円~3万円程度
- 通常品は1万円~1万5000円程度
金貨と銀貨については額面以上の買取価格がつきやすいです。特に金貨は高くなる傾向にあるので、幾つかのお店で鑑定してもらうといいです。
⑤【一万円金貨(天皇陛下御在位20年記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成21年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約40,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2009年に発行された一万円金貨が、天皇陛下御在位20年記念硬貨です。額面としては500円と一万円の2種類があります。10年記念硬貨もそうでしたが、天皇陛下御在位を記念した硬貨は人気が高いため買取価格の相場も高めです。
- 未使用品の買取価格相場は4万円~7万円前後
- 美品だと3万円~4万円程度
- 通常品でも3万円程度
いずれも額面よりも上の買取価格相場となっています。ちなみに2種類の記念硬貨をセットにしたものだと、未使用品は5万円~8万円程度になるでしょう。
⑥【一万円金貨(東日本大震災復興事業記念)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成27年 | |
---|---|---|
価値 | B | |
相場 | 約60,000円 | |
素材 | 金 | |
画像出典 | 財務省「記念貨幣一覧」 |
2015年~16年にかけて発行された一万円金貨が、東日本大震災復興事業記念硬貨になります。1年間で1次~4次までの4種類が発行されました。さらに額面が1000円と一万円の2種類あるので、合計で8種類あります。
- 未使用品の買取価格相場は4万円~6万円程度
- 美品だと2万円~4万円前後
- 通常品は1万円~2万円程度
ちなみに贈呈用金貨というものもあります。
- 1次贈呈用金貨の買取価格相場は6万円~12万円程度
- 美品で4万円~6万円前後
- 通常品は2万円~4万円程度
- 2次~4次贈呈用金貨の未使用品は17万円~20万円前後
- 美品は12万円~17万円程度
- 通常品は8万円~12万円程度
以上です。
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《警告》金貨を高く売るときは”課税に要注意”
古銭や記念硬貨の売買で税金がかかることを知らない人も少なくありません。一般的なものだと、そこまで買取価格も高くないので、税金のことを気にする必要はないでしょう。ですが金貨だと話は違ってきます。
一万円金貨もそうですが、プレミア価格がついて買取価格相場が10万円超えるようなものあります。こうした金貨の買取については税金に注意しましょう。
- 1点の買取額が30万円を超える場合は課税される
こういったルールがあるので、しっかりと覚えておきましょう。良心的な買取店だと課税があることも注意してくれるでしょう。ですが話をしてくれないケースもあるので、その時のためにも知っておいて損はありません。
一万円金貨とは~製造発行の背景や価値について~
では最後に一万円金貨について見ておきましょう。日本国内での記念硬貨は、1964年に開催された東京オリンピックが始まりです。この時に額面が100円と1000円の銀貨が発行されました。それ以降、50種類を超える金貨が発行されています。
一万円金貨が最初に発行されたのは長野オリンピックを記念したものです。それ以降は、度々一万円金貨が発行されています。ちなみに記念硬貨の最高額面は10万円です。
ただし額面と原価の差が大きかったことから、大量に偽造されたことで大きな問題を起こしました。現在では一万円金貨が最高額面となっています。そのため一万円金貨は高い人気があるのです。
金貨としての需要だけではなく、デザイン面での評価も低くありません。また入手しやすいこともあり、古銭市場では人気があるといえるでしょう。
まとめ
一万円金貨の買取価格相場についてでした。一万円金貨は長野オリンピック記念硬貨が初めてのものです。国内の大きなイベントを記念して発行されるケースが多く、現在までに6種類発行されました。
基本的に金貨であることから需要が高くなっていますので、買取価格相場としても額面を割ることはほぼありません。
多くのものが額面以上の価値がついていますので、もし入手した場合はしっかりと保管しておくといいでしょう。