【全6種類】貨幣史アルバムの買取価格は?鑑定価値&相場《まとめ》
古銭や記念硬貨などのマニアの人に高い人気があるのが貨幣史アルバムです。貨幣史アルバムとは、端的にお伝えすると特定の貨幣に絞って発行された歴史をまとめたものになります。
レプリカの貨幣がアルバムに保管されていて、それらを一覧として鑑賞できるのがポイントでしょう。この貨幣史アルバムなのですが、買取価格としてはどの程度になるのかを詳しく見ていきます。
【全6種類】貨幣史アルバムの買取価格・鑑定価値《売買相場一覧》
貨幣史アルバムは大きく分けると2つあります。1つは古銭コレクターが、自身のコレクションなどを使って作った自家製のものです。もう1つは販売されている既製品です。ここでは既製品の中でも人気の6種類を解説します。
①【レプリカ小判セット】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 昭和・平成 | |
---|---|---|
価値 | D | |
相場 | 300円~500円 | |
素材 | 貨幣による | |
画像出典 | なし |
貨幣史アルバムの中でも有名なのが、レプリカ小判セットでしょう。レプリカの小判がセットになっているもので、額に入れられています。観賞用としては評価が高いものだと言えるでしょう。
- 買取価格は300円~500円程度
- レプリカであるため買取価格も高くない
基本的にレプリカであるため買取価格は高くありません。観賞用としては優れているので、飽くまでもマニアのための趣味の品です。ただレプリカでも本物の金を使っているようなケースは買取額も高くなるでしょう。
②【金座・銀座一両セット】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 江戸 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 5,000円~6,000円 | |
素材 | 金・銀 | |
画像出典 | 世田谷スタンプコイン「江戸時代の貨幣セット」 |
コレクターの間で高い人気がある貨幣史アルバムが、金座・銀座の一両セットです。江戸時代に造幣局のことを金座、銀座と呼んでいました。小判や大判など金の貨幣を作るのが金座、一分銀など銀の貨幣が銀座です。
- 買取価格は5000円~6000円
- 歴史的に見ても価値があるため人気が高い
日本貨幣商協同組合特製のケースに収納されていて、江戸から明治にかけて各時代を代表する貨幣が、バランス良くセットになっているのも人気の理由でしょう。
③【日本貨幣史大全】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成 | |
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価値 | B | |
相場 | 10万円~40万円 | |
素材 | 貨幣による | |
画像出典 | 東京書芸館「日本貨幣史大全決定版」 |
貨幣史アルバムの中で最も価値があるのが日本貨幣史大全でしょう。日本の歴史の中で使われてきた貨幣が、額に納められているものです。古い時代から現在のものまで幅広くセットになっていることから、高い人気があります。
- 買取価格は10万円~40万円前後
- 希少性の高い古銭も収納されている
200枚以上の古銭が1枚に納められていて、非常に見応えがあると言っても良いでしょう。希少性の高い古銭も収納されていることから、国内だけではなく海外のコレクターからの人気もあります。
④【日本貨幣史】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 平成 | |
---|---|---|
価値 | C | |
相場 | 3万円前後 | |
素材 | 貨幣による | |
画像出典 | 東京書芸館「日本貨幣史アルバム」 |
日本貨幣史も貨幣史アルバムの中では人気となっています。こちらは額ではなく、アルバム形式になっているものです。これまでに存在した硬貨を収納しているもので、縁起物として購入する事業家も少なくありません。
- 買取価格は3万円前後
- レプリカが収納されている
貨幣史アルバムの中では高値をつけている部類に入ります。もし手元にあるのなら、専門家の鑑定を受けた方がいいでしょう。
⑤【現行記念貨幣一覧(江戸・明治・大正・昭和)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 江戸・明治・大正・昭和 | |
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価値 | C | |
相場 | 2万円前後 | |
素材 | 貨幣による | |
画像出典 | 東京書芸館「江戸・明治・大正・昭和『現行記念貨幣一覧』」 |
貨幣史アルバムの中でも近代に的を絞ったものが、現行記念貨幣一覧です。江戸時代から昭和にかけて使われていた貨幣が、すべて一枚の額に飾られています。紙幣も入っているので、全部で214枚もの貨幣が収納されているのが特徴です。
- 買取価格は2万円前後
- 大阪万博100円白銅貨や東京五輪1000円銀貨など貴重なものも含まれる
観賞用としてのデキも非常に良いものです。高齢の人ですと、昔懐かしい硬貨などもあるでしょう。
⑥【日本紙幣史総覧】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 大正~昭和 | |
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価値 | C | |
相場 | 4万5千円前後 | |
素材 | 紙 | |
画像出典 | amazon「日本紙幣史総覧」 |
貨幣史アルバムの最後に紹介するのが、日本紙幣史総覧です。大正時代から昭和までの紙幣が、すべて一枚の額に飾られたものになります。かなりの数が含まれるため、1人でコレクションするのは難しいことから高い人気があるのです。
- 買取価格は4万円~5万円程度
- 大正兌換銀行券1円や大正少額紙幣50銭などの希少価値の高いものもある
古紙幣が好きな方にとっては、コレクションしておきたい逸品だと言えるでしょう。観賞用としての価値も非常に高いです。
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《豆知識》日本の貨幣史とは
最後に貨幣史アルバムで扱われていた、日本の貨幣史について触れておきます。日本では金属貨幣が作られる以前、すでに弥生時代の遺跡から中国の硬貨が発見されているのが始まりだと言えるでしょう。
国内で作られた金属貨幣で現存する最も古いものは、7世紀に作られたとされる無文銀銭や富本銭でしょう。
ですが朝廷が発行していた貨幣は、信用度が低下したことから発行が停止されることになります。その後平安時代の末期から戦国時代の初期までは、中国の宋銭などが使われていたのです。
その後江戸幕府が制定した三貨制度によって、国内で生産された金属貨幣が使われるようになります。明治になってからは中央銀行が設立され、日本銀行券が誕生しました。
まとめ
貨幣史アルバムの買取価格についてのまとめでした。貨幣史アルバムは個人が作ったものと、販売されている既存のものがあります。ここでは既存の製品の買取価格について調べてみました。
基本的にコレクターからの人気があるもので、高いものだと10万円を超える買取価格がつきます。反面で数百円程度で取引されるものもあり、非常に評価が分かれるものだと考えて良いでしょう。
一部の貨幣史アルバムは海外のコレクターからの評価も非常に高くなっています。