【全4種】旧千円札の鑑定価値はいくら?買取価格&査定相場《まとめ》
千円札は普段から使っている人がほとんどですが、稀に現在の千円札とは違った紙幣が出てくることもあります。旧千円札は古くても終戦後に発行されていますから、タンスや蔵などに保管してあるというケースも少なくありません。
古い紙幣だし状態も良くないから価値がないかもと思うかもしれませんが、そうとは限らないのです。ここでは4種類の旧千円札の特徴や現在の買取相場などをまとめています。もし旧千円札をお持ちの方は参考にしてみてください。
【全4種類】旧千円札の買取価格・鑑定価値《平均相場一覧》
旧千円札には終戦直後に発行された紙幣から数えて4種類の紙幣が発行されています。それほど高額紙幣ではないため保管している人もいるかもしれません。ここでは旧千円札の特徴や現在の買取価格やについてまとめています。
①【千円札(日本武尊)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1942年~1946年 | |
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価値 | B | |
相場 | 1万円から15万円 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | なし |
終戦直後の1945年からわずか1年間、厳密には6ヶ月半で失効となったのが日本銀行兌換券甲号券千円札です。表面に日本武尊が描かれている事から、日本武尊1000円札とも呼ばれています。
発行期間はもちろん発行枚数も少なく、またほとんどが回収されたことから古銭としての価値が高いです。使用感のある紙幣でも5万円近く、状態が良ければ10万円以上、未使用品となれば25万円まで価値が高くなります。
②【千円札(聖徳太子)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1950年~1965年 | |
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価値 | C | |
相場 | 額面から5,000円 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「千円紙幣」 |
戦後から5年ほど経過した1950年に発行された千円札がB号券です。B号券千円札は聖徳太子が描かれている事から聖徳太子1000円札とも呼ばれています。現在も使用できる紙幣のため、使用感のあるものは古銭としての価値はほとんどありません。
ただ初期に発行されたアルファベットが一桁のものは希少価値が高く、状態が良ければ5,000円近く、未使用品なら1万円以上で取引されています。
③【千円札(伊藤博文)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1963年~1986年 | |
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価値 | D | |
相場 | 額面から3,000円 | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「千円紙幣」 |
1963年から発行されたC号券千円札は、B号券に偽札が多く出回ったことから、偽造防止もかねて発行されています。伊藤博文が描かれている事から伊藤博文1000円札とも呼ばれています。
現在も使用できる紙幣で、古銭としての価値はほとんどありません。ただアルファベットが一桁の前期に発行されたもののみ、額面よりも高く取引されており、未使用品だと8,000円近くになることもあります。
④【千円札(夏目漱石)】鑑定価値と買取相場価格
時代 | 1984年~2007年 | |
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価値 | D | |
相場 | 額面通り | |
素材 | 紙幣 | |
画像出典 | wiki「千円紙幣」 |
1984年から発行されたD号券千円札は夏目漱石が描かれている事から、夏目漱石1000円札とも呼ばれています。15年ほど前まで発行されていた比較的新しい紙幣で、現在でも使用できるもので古銭としての価値はほとんどありません。
そのため仮に未使用品であっても額面通りの価値しかないので、エラー紙幣や珍しい記番号などのようなプレミア価値のある物しか高額買取はできないでしょう。
プレミア価値のあるレアな旧千円札を銀行交換するのは大損!
旧千円札は終戦前に発行された日本武尊千円札以外は現在でも使用できる紙幣となっています。ただ偽札が多かった聖徳太子千円札や伊藤博文千円札は見たことがないという人もいるため、お店によっては支払いを断られてしまうこともあります。
そういう時には銀行に行けば現在のE号券千円札と交換してもらえます。ですが旧千円札によってはプレミア価値のあるレアなものもあります。
聖徳太子千円札なら状態が良ければ倍以上になることもありますし、もし未使用品なら4000円、アルファベットが一桁なら15,000円で買取してくれます。
また夏目漱石千円札でも数字やアルファベットの並びが珍しいものや、エラー紙幣などはかなり高額になります。
素人では判断できないものもあるので、銀行交換ではなくまず古銭買取店で査定してもらいましょう。
旧千円札を平均相場より高く買取してもらうなら『バイセル』
旧千円札の高価買い取りをして欲しいなら、バイセルがオススメです。バイセルは古銭買取専門業者なので適正価格で買い取ってくれます。高価なコインの価値を見逃して安値を付けることがありません。
しかも様々な買取方法をしてくれます。
- 店頭買取
- 出張買取
- 宅配買取
出張買取や宅配買取サービスは無料ですし、査定料や手数料も無料です。査定依頼をしてから即日対応をしてくれます。買取の際は現金で即払いをしてくれますから、現金がすぐに欲しいときには助かります。
査定後に他の業者と価格を比べて、少しでも高ければそれ以上の価格を提示してくれることもあります。実績が豊富で信頼できる業者なので、初めての方にはオススメです。
旧千円札とは~今でも使用可能か~
旧千円札は1942年から発行された日本武尊千円札から、1984年から発行された夏目漱石千円札まで4種類の紙幣が発行されています。
その中で日本武尊千円札は現在では使用する事ができませんし、そもそもほとんどお目にかかることができない紙幣です。ですがそれ以外の3種類の千円札については今でも使用する事が出来ます。
今の千円札はE号券の野口英世千円札となりますが、その1つ前の夏目漱石千円札とサイズが同じで見た目もよく似ています。そのため近くのお店でも問題なく使えることが多いです。
ただそれ以外の聖徳太子千円札や伊藤博文千円札は、見たことがないという人も多くお店によっては使用を断られてしまうこともあります。
そんな時には銀行で交換もできますが、古銭としての価値がある場合もあるので、古銭買取業者に持っていくのもいいでしょう。
旧千円札に印刷されている”伊藤博文”とは
1963年から発行された旧千円札、C号券千円札には伊藤博文が描かれています。伊藤博文は貧しい農民の子として生まれ、その後吉田松陰の教えの下、高杉晋作や日下玄瑞らと学んで討幕を目指した幕末の英雄の一人です。
明治維新後は政治家として力を発揮し、大日本帝国憲法の起草の中心ともなり、日本の近代化のための明治政府の礎を築いた人物です。そして初代内閣総理大臣を務め、その後も第5・7・10代と第4次内閣まで務めています。
まとめ
旧千円札は日本武尊千円札以外は今でも使用できる紙幣で、五千円札や一万円札といった高額紙幣ではないため大切に保管していたという人も少なくありません。
ただ今のところ日本武尊千円札以外の旧千円札のほとんどは古銭としての価値はありません。ただ稀に珍しい記番号やエラー紙幣、聖徳太子千円札なら初期に発行されたものなどが額面よりも高く買取されています。
ですので、すぐに銀行で交換するのではなく、古銭買取店で査定してもらったほうがもしかしたら高く買取してもらえるかもしれません。