【2020最新】天保大判の買取価値いくら?鑑定価格&売買相場を公開!
大判というと時代劇でも滅多にでてこないお金で、当たり前ですが実物を見たことがある人はほとんどいないでしょう。数ある大判の中で有名なものとして天保大判があります。
鋳造枚数も少ないのでお持ちの方はほとんどいないかと思いますが、もしかしたら古い蔵に残っていることもあるかもしれません。
ここでは天保大判の特徴や発行された時代背景、そして実際の鑑定価値と買取価格についてまとめています。偽物も多く出回っているようなので、特徴をチェックしてみてください。
【天保大判】鑑定価値と買取価格《平均相場一覧》
時代 | 1838年から1860年 | |
---|---|---|
価値 | A | |
相場 | 150万円から300万円 | |
素材 | 金674 銀283 その他43 | |
画像出典 | wiki「一円紙幣」 |
天保大判は江戸時代後期の天保9年から発行された大判で、それ以前に発行された享保大判と金品位や形状も似ているため、天保吹増大判や天保吹継大判などとも呼ばれています。
天保大判は20年程度の通用期間で下が発行枚数は1,887枚と極めて少ないです。そのため古銭としての価値が非常に高く、鑑定価値が150万円を下回ることはまずありません。
墨書きの文字が鮮明になっているものだと300万円以上で取引されることがある非常に価値のある大判です。
【年代別】天保大判の買取価格リスト一覧
大判の状態 | 天保大判 |
---|---|
美品 | 400万円~600万円 |
普通 | 300万円~400万円 |
悪い | 150万円~300万円 |
天保大判~製造発行の背景や価値について~
大判はこれまでにいくつかの種類が鋳造・発行されていますが、天保大判はその中でも慶長大判や享保大判と並んで有名かつ古銭としての価値も非常に高い大判です。
たいていの大判は改鋳をきっかけに製造されることが多かったのですが、天保大判は大判を鋳造する大判座の財政難対策に作られたといわれています。
金品位や形式は享保大判に似ていますし、享保大判と並行して流通されましたが、天保大判は極印の周りに円型の縁取りがあり、表面の槌目の幅が広くなっているのが特徴です。
これまで発行された大判の中には数千万円ものプレミア価値があるものもありますが、それと比べれば天保大判の価値は低めです。ただそれでも150万円以上、状態によっては300万円以上も期待できます。
まとめ
このように天保大判は鋳造枚数も少なく希少価値が高い古銭です。滅多に市場に出回ることがありませんが、だからこそコレクターの間では高く取引されています。
ただ大判は墨書きの状態によって価値が大きく変わってきますし、偽物も多く出回っているといわれています。偽物を本物として買取してもらう分にはいいかもしれませんが、本物なのに偽物と言われてしまえば安く買い叩かれてしまう恐れもあります。
天保大判は700万円くらいで買取されるともいわれているので、しっかりとした知識のある古銭買取店に査定してもらうといいでしょう。