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【全17種類】硬貨(現代貨幣)の買取価格は?鑑定価値&平均相場まとめ!

色々な種類の硬貨

現在でも流通している現代貨幣は、額面通りの価値しかないと考えていませんか?確かに基本的には額面の価値しか持ちませんが、中には額面以上の価値がある貨幣というのも存在し、それは案外身近にあるかもしれません。

また現行貨幣であっても、現在はほぼ流通しておらず見たことのない貨幣というのもあるでしょう。今回は現代貨幣の買取価格はどのくらいなのか、それぞれ種類ごとに鑑定価値や平均相場をまとめてみたので、参考にしてみましょう。

20241027

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【全17種類】硬貨(現代貨幣)の買取価格・価値・平均相場一覧

現代貨幣の価値は、貨幣の状態はもちろんのこと発行年度などいくつかの条件によって左右されます。種類によって目安となる買取相場は変わってきますので、おおよその平均を知り売却の際の判断に役立てましょう。

【全17種類】硬貨(現代貨幣)の買取価格・価値・相場一覧

①【500円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

500円硬貨 時代 1982年
価値
相場 額面通り
素材 旧:銅750、ニッケル250
新:銅720、亜鉛200、ニッケル80
画像出典 不明
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

500円硬貨は平成12年から発行されている新貨幣と、昭和57年から平成11年まで発行された旧貨幣の2種類です。この新貨幣と旧貨幣に関しては、エラー硬貨など特殊な場合を除き、鑑定価値としては額面の500円です。

エラー硬貨以外でも、昭和62年の500円硬貨に関しては発行枚数が少なかったため、額面以上の金額で買い取って貰える可能性もあります。また500円硬貨には20種類の記念硬貨もあり、そちらも額面以上の値がつくことが期待できます。

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②【100円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1957年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

100円の現行貨幣は3種類あり、それぞれ特徴と価値としては以下になります。また記念硬貨は10種類以上発行されており、そちらの場合ですと100円から1000円未満での買取が平均相場となっています。

  • 昭和32年と33年発行の鳳凰100円銀貨は、並品なら額面通りだが美品や未使用品だと150円から500円の鑑定価値
  • 昭和34年から41年まで発行された稲100円銀貨は、未使用であれば800円前後の鑑定価値
  • 現在も発行されている桜100円白銅貨は、昭和48年以前の未使用品なら200円程度の価値がつくケースもある

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100円

③【50円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1955年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

これまで発行された50円硬貨は全部で3種類あり、昭和30年から33年にかけて発行されたものは現在のものと違い穴がありません。

この穴なし50円は未使用品であれば額面以上の価値が期待でき、1000円から2000円が相場です。現在発行されている一つ前の菊50円は基本的には額面通りの価値です。

しかし昭和35年の菊50円ニッケル貨だけは評価が高く、美品であれば200円から300円程度、未使用の場合は2000円以上の値がつく可能性があります。

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50円玉

④【20円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1870年~1932年
価値
相場 旧:80万円~800万円
新:1万円~400万円
素材 金900、銅100
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

これまでに発行された20円硬貨は2種類あり、旧型は明治3年から明治13年まで、新型は明治30年から昭和6年にかけて発行されました。

それぞれ特徴と鑑定価値は以下のとおりですが、旧型に関しては特にプレミアが期待できます。

  • 旧20円金貨はお宝金貨と言われており、並品でも100万円程度で未使用品であれば1000万円以上の価値がつく
  • 新20円金貨は比較的現代に発行されているため旧20円硬貨ほどの価値はないが、発行年によっては数百万円の値がつく場合もある

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金貨

⑤【10円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

10円硬貨 時代 1871年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

10円硬貨は明治時代に発行された2種類の金貨と、現行貨幣の白銅貨2種類の計4種類が存在します。

それぞれ特徴は以下のようになっていますが、金貨に関しては価値が非常に高く、特に旧タイプのものはプレミアがつきます。

  • 旧10円金貨は明治4年から13年にかけて発行され、ものによっては1000万円を超えることもある
  • 新10円金貨は表面中央に十圓と額面が記されており、明治43年のものは価値が高い
  • 昭和25年から33年にかけて発行された白銅貨は現行貨幣で、渕にギザがついている
  • 現在発行の10円玉の価値は基本的に額面通りだが、初期の未使用品であれば数千円で取引されることもある

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10円玉3つ

⑥【5円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1870年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

これまでに発行された5円硬貨は全部で以下の6種類あり、金貨と黄銅貨に分かれます。特に金貨の方はプレミア価格がつき、並品でも数万円、年代によっては数百万円の鑑定価値になることもあります。

  • 旧5円金貨
  • 旧5円金貨(縮小)
  • 新5円金貨
  • 穴なし5円黄銅貨
  • 楷書体5円黄銅貨
  • ゴシック5円黄銅貨

また金貨の後に発行された5円玉は穴があいておらず、発行が2年間だけと希少性が高いです。しかし買取相場としては他の黄銅貨と同様、未使用品や特別なものを除いては額面の5円にとどまります。

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5円玉

⑦【2円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1870年~1880年
価値
相場 旧金貨:5,000円~5万円
旧金貨縮小:100万円~500万円
素材 金900、銅100
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

2円硬貨は旧2円金貨と新2円金貨の2種類存在し、どちらも明治時代に用いられていたものです。

明治3年のみ発行の旧2円金貨は金の含有量90%で、並品の場合には1万円程度が買取相場ですが、未使用であれば6万円以上になります。

新2円金貨は旧2円金貨とデザインは同じですが、サイズが一回り小さい縮小版となっているのが特徴です。こちらは旧2円金貨よりも発行枚数が少ないため買取相場も高く、未使用品だと500万円以上の価値があります。

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硬貨

⑧【1円硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1871年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

1円硬貨は現在までに10種類と多く発行されており、内訳としては金貨が2種類で銀貨が6種類、黄銅貨が1種類と現在流通しているニッケル貨です。この中で価値が高いのは縮小版の金貨で、明治9年以降のものはプレミアがつきます。

しかし縮小版の金貨以外であっても、発行年度と状態によっては高価買取が期待できる場合があります。珍しい発行年度のものですと数百万円の価値が付きますので、しっかりと価値の分かる査定員にみてもらいましょう。

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1円

⑨【50銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

時代 1870年~1948年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 なし
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

これまでに発行された50銭硬貨は全部で8種類ほどありますが、その中でもプレミア性が高いのが八咫烏デザインのものです。

こちらは一般に流通せず終わった50銭のため希少価値があり、未使用品だと100万円以上の価値がつきます。他にも竜50銭硬貨も、発行年度によっては非常に価値が高い50銭として知られています。

明治7年から13年発行のものは相場が高いのですが、その中でも明治13年度発行ですと一段と相場は上がり、未使用だと300万円になります。

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硬貨

⑩【20銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

20銭円硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1870年~1911年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 wiki「日本の銀貨」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

20銭硬貨は以下の3種類がありますが、明治3年から明治44年にかけて発行されており、いずれも銀貨になります。どの銀貨も並品ですと鑑定価値は20円から数百円程度と、そこまで高くはありません。

  • 旭日竜20銭銀貨
  • 竜20銭銀貨
  • 旭日20銭銀貨

このように通常品ですと価値としてはそこまで高くない20銭硬貨ですが、竜20銭銀貨の明治13年発行のものはプレミアが付きます。並品でも50万円程度、未使用品であれば400万円以上の価値がつくこともある、お宝硬貨です。

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⑪【10銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

10銭硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1870年~1946年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 wiki「臨時補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

10銭硬貨は種類が多く全部で10種類ほど発行されていますが、使われている素材もさまざまで以下があげられます。明治3年から昭和21年にかけて10種類ほど発行され、現代に近くなるほど価値は下がります。

  • 白銅
  • ニッケル
  • アルミ

そんな10銭硬貨の中で価値が高いのは、50銭硬貨同様に八咫烏デザインのものです。

こちらも一般に流通されなかったことから希少性が非常に高く、並品でも10万円程度、未使用であれば80万円程度の値が付くこともあります。

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⑫【5銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

5銭硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1870年~1946年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 wiki「臨時補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

5銭硬貨は明治3年から昭和21年にかけて発行されており、全部で12種類と種類が多いのが特徴の一つです。種類によって用いられた素材も異なり、銀や白銅の他、アルミやニッケルなどいろんな素材が使われています。

5銭硬貨の中で一番鑑定価値が高いのが稲5銭白銅貨で、並品では100円程度ですが未使用品だと20万円程度が買取相場価格です。初期のものほど比較的価値が高く、現代に近づくほど価値が下がる傾向にあります。

⑬【2銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

2銭硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1873年
価値
相場 10円~1万円
素材 銅980、錫10、亜鉛10
画像出典 wiki「日本の補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

2銭硬貨は明治6年から明治17年にかけて1種類しか発行されてなく、表面には龍図が描かれ裏面には菊の紋章が施されたデザインになっています。鑑定価値としては発行年度によって、ばらつきがあります。

価値が高い2銭は明治6年発行のもので、こちらは並品では1000円前後、未使用品であれば10万円程度での買取が期待できるでしょう。また他の年度のものであっても、未使用品であれば数万円の価値が付きます。

⑭【1銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

1銭円硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1873年~1945年
価値
相場 種類による
素材 種類による
画像出典 wiki「日本の補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

1銭硬貨は明治6年から昭和20年にかけて発行され、全部で7種類ほど存在します。いずれも素材は銀など高級なものではなく、大量生産する必要性から、以下のような価格を抑えた素材が使われてきました。

  • 青銅
  • 黄銅
  • アルミ

素材の安さもあり鑑定価値としては高くありませんが、明治初頭の1銭硬貨の場合ですと未使用であれば数十万円程度の価値が付くケースもあります。

現代に近づくほど価値は低くなり、数十円から数百円での買取となるでしょう。

⑮【半銭硬貨】鑑定価値と買取相場価格

半銭硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1873年
価値
相場 10円~1万円
素材 銅980、錫10、亜鉛10
画像出典 wiki「日本の補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

半銭銅貨は明治6年から明治21年にかけて発行された硬貨で、種類は半銭銅貨1種類だけとなります。

種類は1つだけなのですがデザインは2つほど存在し、明治10年までが角ウロコ、それ以降が波ウロコのデザインです。明治10年の角ウロコに関しては発行枚数が少なかったこともあり、プレミアが付きます。

平均の買取相場としては並品であれば数千円程度にとどまるものの、未使用品ですと10万円から20万円での買取となります。

⑯【5厘硬貨】鑑定価値と買取相場価格

5厘円硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1916年
価値
相場 5円~300円
素材 銅950、錫40、亜鉛10
画像出典 wiki「日本の補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

5厘硬貨は種類が1種類のみで、発行年度は大正5年から8年までのわずか4年間しか発行されていなかった硬貨です。特徴としては青銅が素材として用いられており、裏面には桐のデザインが施されています。

発行年数は短いのですが、割と現在でも容易に手に入れやすいことから、価値としてはそれほど高くありません。発行年度にもよりますが、並品ですと数十円程度、未使用品でも1000円未満と安値がつく可能性が高いです。

⑰【1厘硬貨】鑑定価値と買取相場価格

1厘円硬貨
As6673, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
時代 1873年
価値
相場 30円~40万円
素材 銅980、錫10、亜鉛10
画像出典 wiki「日本の補助貨幣」
(※上記はあくまで実績です。実際の買取金額を保証するものではありません。)

額面が1厘の1厘硬貨はこれまでに1種類しか発行されておらず、発行期間は明治16年から明治17年の間です。発行期間も短く年代も古いことから、5厘硬貨と比較すると、鑑定価値としては高めになっています。

1厘硬貨も年代によって鑑定価値の差が大きいのですが、特に価値が高い年代が以下の2つです。並品でも3万円以上、未使用品であれば50万円程度の金額が付くこともあり、他の年代のものよりプレミア性があります。

  • 明治9年
  • 明治13年

現代貨幣の中で特に希少価値が高い硬貨の特徴

現代貨幣は基本的には額面の価値しかありませんが、一部希少性の高い硬貨も存在し、その場合には額面以上の金額がつくケースもあります。その一つがギザ10と呼ばれる、周りがギザギザの縁取りされている10円硬貨です。

ギザ10は7年間しか発行されておらず期間が短かったこともあり、特に珍しい発行年度の未使用品は数万円で取引されることもあります。

ポイント
他にも50円硬貨のエラーコインも、古銭市場では需要がある現代硬貨の一つです。

例えば以下のようなエラーがありますが、エラーの具合が大きければ大きいほどその価値は高くなります。もう一つ価値の高い硬貨としては、発行枚数の少なかった昭和62年の旧500円硬貨も額面以上で取引されやすいです。

  • 穴ずれ
  • 穴なし

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まとめ

色々な種類の硬貨

現代貨幣の中には現在も発行が続いているものもあれば、かつて発行されていたものもあり、種類は実にさまざまです。同じ額面の硬貨であっても価値は同一ではなく、状態や発行年度によってレア度が変わってきます。

発行年度が少ないものや、珍しいデザインのものなどは希少価値が高まりやすいです。現代貨幣であっても額面以上の価値を持つことがあるため、しっかりと探してみるとお宝貨幣が見つかるかもしれません。